体質と肌質を改善して治す

毎日丁寧に洗顔をしてもなかなか治らない、薬で炎症を抑えてもすぐにトラブルが再発してしまう、そんな悩みを抱えている方は多いでしょう。

皮脂腺の大きさや分泌量は、人によって大きく異なるといいます。肌トラブルには食生活や生活習慣が大きく影響していますが、肌質や体質に左右される部分も少なくありません。

漢方薬で体質改善

漢方薬のニキビ治療は、体質を改善することを目的としています。抗生物質や塗り薬によって殺菌を行うニキビ治療とは異なり、体質そのものを改善してニキビができにくい肌質を目指すというものです。

漢方薬を使ったニキビ治療のメリットは、全身の肌に影響をもたらすことができる、という点にあるでしょう。顎や額など顔の目立ちやすい部分だけでなく、背中や首といった場所の症状も、改善することができます。

治しても何度も繰り返しできてしまうという方、顔だけでなく背中など、あちこちの症状を改善したいという方におすすめです。

漢方薬で根治を目指す

ニキビができてしまう原因は余分な皮脂で詰まった毛穴にアクネ菌等が繁殖し、炎症を引き起こすことにあるといいます。

炎症の引き金となっているのは皮膚の常駐菌ですので、完全に殺菌を行う、というのは難しいのが現実です。抗生物質によって殺菌を行っても、すぐにまた繁殖が広がり、症状が再発してしまいます。

常駐菌はもともと身体に存在している菌であり、本来は害がないものだとされています。過剰な繁殖を予防し、肌トラブルを改善するのです。

内側からの治療によってニキビ菌等の繁殖を抑制することができれば、ニキビを効果的に予防することができるでしょう。体質を改善して免疫力を高めれば、皮膚トラブルを原因から解決することができます。

ニキビはホルモンバランスとも関係しているため、根本的に治すためには数ヶ月程度の期間が必要です。

抗生物質による治療よりもやや長い期間がかかりますが、原因からしっかりとトラブルを解決できれば、ニキビのない綺麗なお肌になることができるでしょう。