毛穴のつまりや皮脂などいろいろな原因がある皮膚疾患

ニキビに悩む人も多いけれど、この病気はとても複雑で毛穴の汚れが原因になっていたり、皮脂の分泌や常在菌などいろいろな要因があるといわれています。

ちなみに、この皮膚疾患は尋常性ざ瘡と呼ぶ正式な名称があること、プロピオニバクテリウムアクネス(通称アクネ菌)と呼ぶ菌が原因であるといわれています。

また、顔以外にも、背中や胸などによく生じる赤いブツブツは、毛包や皮脂腺が炎症を引き起こして生じるものです。原因としては過剰な皮脂の分泌や毛穴の出口が角化してしまいつまることで起こる、そしてニキビ菌でもあるプロピオニバクテリウムアクネスの繁殖の3つが考えられます。

可能な限り肌をきれいな状態に維持することが再発防止に役立てることができますが、清潔にしようとゴシゴシ洗ってしまうと肌にダメージが生じてしまう、その結果別のトラブルが起こることも予測されるので注意が必要です。

赤ニキビと黄ニキビはそれぞれ異なるものですが、他にも白や黒などの種類があり、その中で赤と黄は抗生剤が有効とされます。

抗生物質この抗生物質は、アクネ菌を殺菌する作用があるので、これを使うことで炎症を和らげて元の状態に戻すことができるとされます。

ニキビは大きく分けると4種類に分類される

一口にニキビといっても、皮脂が毛穴につまってブツブツ状になる初期段階(白)やこれが進行して皮脂が酸化した状態になる黒ニキビ(これも初期段階)、アクネ菌が繁殖して炎症が生じる赤、そしてこれがさらに悪化して可能する黄の4つに分類されます。白の段階で治療を終えれば良いのですが、そのまま放置して進行してしまうと最終的には化膿するなど注意が必要です。

大人ニキビの種類なお、症状が進行している赤ニキビと黄ニキビは抗生剤の塗り薬が処方されることが多いのですが、初期段階の場合は皮脂がつまっているもののアクネ菌の繁殖はないので、抗生物質の処方が行われることはありません。

抗生物質と聞くと飲み薬をイメージされる人も多いかと思われますが、皮膚科では外用薬として塗り薬にはダラシンやアクアチムなどが処方される、他にもゼビアックスが使用されることもありま
すが、いずれも専門医の判断で処方薬が決まります。

症状を見極めて最適な物を選択する感じで薬を出してくれます。内服薬は原因菌に対して作用するお薬で、皮膚科で処方されるものは大きく分けると4種類があります。

いずれも原因菌に作用して炎症を抑える効果を期待できるといわれています。