ニキビ治療のサブシジョンRFの仕組み

ニキビ跡が残る原因について

ニキビ治療の際に注意しなければならないこととして、
ニキビ跡が残ることが挙げられます。

これは、線維組織がニキビの引き起こした炎症でダメージを
受け、いびつな形で再生されたことで陥凹が生じるものです。

この陥凹には浅いものと深いものがあり、浅いものであれば
自然に消えることもありますが、深いものは残ってしまいます。

気になる

なぜならば、陥凹が深いと、陥凹を引き起す線維組織がその形で
定着してしまうためです。

さらに、残ったニキビ跡は硬質化してしまうため、なおさら
治療が困難になります。

このようなニキビ跡に対する治療法としては、線維組織の再生
の活発化や、線維組織のコラーゲンの増生を促進するなど、
繊維組織の代謝を活発化させて通常の状態に戻そうとする
ものが主流でした。

これに対して、陥凹を引き起す線維組織そのものに対して
直接働きかけるという手法が近年注目を集めています。

その主なものがサブシジョンRFです。

サブシジョンRFについて

サブシジョンRFは、高周波を使ったニキビ治療法です。
まず、ニキビ跡を作り出している陥凹を引き起す線維組織を
切断して症状を軽減した後、熱を加えて線維組織の再生を
促進させ、ヒアルロン酸などを傷口に埋め込んで補填します。

ニキビ跡を作り出している原因に対して直接的な処置を行うため、
効果は高いと言えますが、ニキビ跡が硬質化している場合は効果
が薄くなるため、その場合は各種のフラクショナル機器を使い、
ニキビ跡を柔らかくしてから施術を行うのが理想的です。

効果を期待する

問題点としては、施術の都合上、内出血や腫れがでることが
挙げられます。

また、高額な施術を何回かに分けて行うことになるため、
経済的、時間的な制約も強くなります。

さらに、効果が高い治療法ではありますが、確実に完治
するではなく、ニキビ跡の形状や深さによってはそれでも
跡が残ることもあります。

これらのことから、もっと手軽なニキビ治療法でニキビを
治せる場合はそちらを選ぶことが推奨されます。